Vol.28 安部総理も熱唱した名曲"あの素晴しい愛をもう一度"も収録!フォークル最新作がロング・ヒット中!

先だって日比谷野音で行われた南こうせつさんのコンサートに安倍晋三首相が飛び入り参加し、南さん演奏のギターをバックに一曲フルコーラスで堂々と歌い上げました。その模様をニュース番組や新聞等でご覧になった方もたくさんいらっしゃると思います。
 
野音で安部首相が熱唱したその曲とは…そう、『あの素晴しい愛をもう一度』。
作詞:北山修/作曲:加藤和彦のコンビが”加藤和彦と北山修”名義で1971年にリリースしたこの曲は、発表からじつに40年もの時を経た今でも愛され歌われる名曲中の名曲です。
 
北山/加藤のコンビといえば、『帰って来たヨッパライ』を生み出したザ・フォーク・クルセダーズ時代から始まり、『あの素晴しい愛を~』など数々の名曲を生んだソング・ライター・チームですが、ご存知の通り、加藤和彦氏の他界(2009年)により、ザ・フォーク・クルセダーズの再結成(過去をなぞることを良しとしなかった加藤氏の言葉を引用すれば、再結成ではなく”新結成”)、そして、北山/加藤コンビの新曲が世に出ることは、残念ながら叶わぬ夢となってしまいました…が、あれから3年半が経った今年3月、フォークルがニュー・アルバム『若い加藤和彦のように』を引っ提げシーンに還ってきました。
メンバーは、きたやまおさむ氏、加藤氏とのユニット:和幸(かずこう)としての活動も記憶に新しい坂崎幸之助氏(THE ALFEE)、そしてクレジットには加藤和彦氏の名前も。
名曲『あの素晴しい愛をもう一度』や『悲しくてやりきれない』、『家をつくるなら』などのカヴァーの他、きたやまおさむ氏が自宅で発見した加藤さんの遺作デモ・テープにきたやま氏が歌詞をつけレコーディングしたタイトル・トラック『若い加藤和彦のように』、オリンパスCM曲(2008年)ので初音源化『手と手 手と手』、トワ・エ・モアさんに提供した『人生という劇場』のセルフ・カヴァー、そして『~ヨッパライ』のテイストも感じられる『コブのない駱駝』などが収録されています。
3月リリースながらいまだロング・セラーを続けるこの作品、愛される楽曲/作品だからこそ長く支持される、そんなロジックを体現する典型的な名作といえましょう。
 
是非お聴きください!

リリース情報

『若い加藤和彦のように』(2013年3月30日発売 TOCT-29142 ¥3,000(税込))

【収録曲及びノーツ】(公式サイトより)
M-01.花の香りに:1968年発売の7thシングル曲のカップリング

M-02.悲しくてやりきれない:1968年発売の3rdシングル曲

M-03.雨の糸:元祖フォークルのライヴ盤にのみ収録されているレア曲をスタジオ・リテイク

M-04.コブのない駱駝:1968年発売の3rdシングル曲のカップリング

M-05.オーブル街:1968年発売のアルバム「紀元貮阡年」収録

M-06.家をつくるなら:1971年発売の加藤ソロ・2ndアルバム「スーパー・ガス」収録

M-07.魔法にかかった朝:1971年発売の加藤ソロ・2ndアルバム「スーパー・ガス」収録

M-08.アーサーのブティック:1969年発売の加藤ソロ・1stアルバム「ぼくのそばにおいでよ」収録

M-09.僕のオモチャ箱:1969年発売の加藤ソロ・1stアルバム「ぼくのそばにおいでよ」収録

M-10.イムジン河:日本語と仏語によるバージョン。仏語の歌詞、歌唱はパトリック・ヌジェ

M-11.若い加藤和彦のように:きたやまおさむの私邸から発見された、加藤の遺作となったデモテープに新たにきたやまが詞を付けた貴重なトラック

M-12.人生という劇場:2008年にトワ・エ・モワへ加藤が提供した楽曲のカバー

M-13.手と手 手と手:Vo.加藤和彦。2008年にオリンパスのCM曲としてOAされたが未音盤化楽曲

M-14.あの素晴しい愛をもう一度:ライヴで評価の高かったサルサVer.で再録。オリジナルは「加藤和彦と北山修」名義で発売

レコード会社公式サイト→ http://www.emimusic.jp/artist/tfc/