Vol.49 稀代の名作家コンビ:ゴフィン=キングとして数多のヒット曲を生んだジェリー・ゴフィン逝去

キャロル・キングとのコンビで、【ロコモーション】や【ナチュラル・ウーマン】など数多くのヒット曲を生んだジェリー(ゲリー)・ゴフィンが、6月19日に亡くなりました。
 
ゴフィンと(キャロル)キングは、1959年に結婚(ティーン・エイジ婚!)、公私ともにパートナーであった時期を中心に、ニューヨーク出身という共通のバックグラウンドを持つ二人が生んだ都会的な楽曲は、リリースから半世紀を超えた今でも愛され、聴かれて続けている「Will You Still Love Me Tomorrow」(ザ・シュレルズ他)や、「(You Make Me Feel Like A) Natural Woman」(アレサ・フランクリン他)をはじめ、50曲以上がトップ40ヒットとなり、 “ポップ・クラシック”として、洋邦問わず、世代も超えて、様々なアーティストたちに影響を与え、愛され、カヴァーされています。
 
ジェリー・ゴフィンとキャロル・キング、二人が過ごした夫婦としてのプライヴェート・ライフと、欠かすことのできない仕事上のパートナーとしての側面とを描いたミュージカル【Beautiful : The Carol King Musical】がブロードウエイで上映されている最中での元パートナーの悲報を受け、キャロル・キングは、自身のフェイス・ブックでその哀しみを述べ、ジェリーの功績を称えています。
 
キャロルのフェイスブック・ページには、キャロル・べイヤー・セーガーら、ティン・パン・アレイ時代の同僚もジェリーへの想いを投稿しています。
 
また、ジェリーはキャロルとのコンビ以外でもホイットニー・ヒューストンが歌った【すべてをあなたに~Saving All My Love For You~】(マイケル・マッサーとの共作)やロッド・スチュワートが歌った【It’s Not The Spotlight】(バリー・ゴールドバーグとの共作)など、たくさんのヒット曲を世に送り出しています。
 
合掌。。。

リリース情報

キャロル・キング「Tapestry:つづれおり」 (SICP-30070、1,944円(Tax-in))
ゴフィン=キング・コンビの集大成、そしてその結末の導線ともなったキャロル・キングの大傑作!