Vol.10 クリスマス・ソング~邦楽編

「クリスマスキャロルの頃には」/稲垣潤一

TVドラマ「ホームワーク」(出演:唐沢寿明・清水美砂・福山雅治・他)の主題歌として’92年に発売された稲垣潤一の代表曲。秋本康の描く、切ない男のクリスマスが胸を打つ、この時期の定番曲。

収録アルバム:「スローソングス」(TECN-029945)


「君にMerry Xmas」/小田和正

様々な“愛の歌”を歌い続けているそのイメージとは裏腹に、小田和正自身の名義としては初となるクリスマス・ソング。’95年シングルとしてリリースされ、その後アルバム『伝えたいことがあるんだ』に収録。

収録アルバム:「Kiss ~ X’mas love story ~/Various」(BVC3-037006)
 

「クリスマス音頭」/大滝詠一

一般的には最もクリスマスに合わないクリスマス・ソングかもしれないが、あえて音頭にしてしまった大滝氏のセンスに脱帽。氏得意の“音頭もの”シリーズの中でも一、二を争う傑作。’77年発表。

収録アルバム:「NIAGARA CALENDER」(SRCL-003501)


「CHRISTMAS TIME IN BLUE~聖なる夜に口笛吹いて~」/佐野元春

当初は12インチ・シングルのみでリリースされた名クリスマス・ソング。佐野の当時のブームであったレゲエをバックに、清らかに歌い上げる歌詞は、単に、華やいだクリスマスを描いている他のクリスマス・ソングとは一線を画している。

収録アルバム:「ザ・レジェンド 佐野元春ジ・アーリーデイズ’80-89’ベスト」(ESCL-002363)

「MERRY X’MAS IN SUMMER」/KUWATA BAND

サザンオールスターズ活動休止中の’86年、1年間限定で活動した桑田佳祐のソロ・プロジェクト『KUWATA BAND』の第3弾シングル。軽快なレゲエ・ビートに乗せて真夏のクリスマスを描くロマンティックな名曲。日本のクリスマス・ソングの大定番。

収録アルバム:「TOP OF THE POPS/桑田佳祐」(VICL-61006/7)

「12月のエイプリル・フール」/EPO

「ダウンタウン」「う・ふ・ふ・ふ」「音楽のような風」他、多くのヒット曲を持つ女性シンガー・ソングライター:EPOの代表曲。タイトルからも想像出来る切ないクリスマスを描いた、“失恋系クリスマス・ソング”のスタンダード。

収録アルバム:「Snow Candle/Various」(FLCF-003899)
 

「遠い街のどこかで・・・」/中山美穂

結婚/出産で、最近はメディアへの露出が少なくなって久しい中山美穂の、’91年の自身の主演ドラマ『逢いたい時にあなたはいない』(共演:大鶴義丹)の主題歌。遠距離恋愛中の恋人達を描いた美しいバラード。

収録アルバム:「Your Selection 1」(KICS-00861)


「MERRY X’MAS」/THE YELLOW MONKEY

先日、残念ながら解散を発表したイエモンの初期の名曲。’94年発表のアルバム『JAGUAR HARD PAIN』に収録。

収録アルバム:「JAGUAR HARD PAIN」(COCA-050368)


「安奈」/甲斐バンド

デビュー30周年を迎えてますます精力的な活動を続ける甲斐よしひろの、甲斐バンド時代の屈指のヒット曲であり、ロック・バラードの名曲。クリスマスの夜に目の前にいない恋人の事を想う切ないクリスマス・ソング。

収録アルバム:「ALIVE -KAI 30th Anniversary BEST/甲斐バンド-甲斐よしひろ」(TOCT-25499)

「Made in X’mas」/来生たかお

「セカンド・ラヴ/中森明菜」や「セーラー服と機関銃/薬師丸ひろ子」の作曲家としてだけでなく、自身もシンガー・ソングライターとして活躍中の来生たかお、’91年発表のクリスマス・ソング。恋の予感を感じるウキウキしたクリスマスを描いた、明るい歌詞が○。フィル・スペクター風アレンジの躍動感も聴き所。

収録アルバム:「With Time」(KTCR-001569)
 

「シャ・ラ・ラ」/サザンオールスターズ

名作ドラマ『ふぞろいの林檎たち』でも頻繁に使用されていた、’80年リリースのサザンオールスターズ第11弾シングル。クリスマス・ソングだとは普段あまり意識されない、サザン初期の名曲の一つ。最近、つじあやのが奥田民生とのデュエットでカバーした。

収録アルバム:「バラッド’77~’82」(VICL-060223~4)
 

「オレンジ」/BONNIE PINK

今年の9月でデビュー10年目に突入したBONNIE PINKのデビュー・シングル。暖かい火を“オレンジ”という言葉で歌うミディアム・テンポの名曲。

収録アルバム:「Bonnie’s Kitchen #1」(PCCA-001402)

ここからは今年、2004年に生まれた新定番クリスマス・ソングをご紹介。


「Yes」/SnoW

DDCZ-1093 / 2004.11.25発売
切なく胸に刺さる声に、ピュアで一途な思いを乗せた新世代のフォーキー・ポップ・シンガー、SnoWのインディーズ・リリース第1弾シングル。あるクリスマスの日のストリートを舞台にした「いちばん視点の低い」クリスマス・ソング。


「チキンライス」/浜田雅功と槇原敬之

YRCN-10071 / 2004.11.17発売
松本人志(ダウンタウン)の詞に、あの槇原敬之が曲を付け、浜田雅功(ダウンタウン)と槇原が歌った - フジテレビ系『HEY ! HEY! HEY! MUSIC CHAMP』から生まれた、今年最高のクリスマス・ソングがリリース。自身の子供の頃の思い出を元に書き上げた、松本人志の歌詞が絶品。
 

その他、クリスマス・ソングをご紹介。

「メリ-クリスマスが言えない」/稲垣潤一
「CHRISTMAS DAY」/オフコース
「Silent Bells」/遊佐未森+古賀森男
「CHRISTMAS CALENDAR」/杏里
「ファーストクリスマスイヴ」/平松愛理
「Winter Cheers !」/ゴスペラーズ
「かりそめのスウィング」/甲斐バンド
「CHRISTMAS NIGHT」/斉藤由貴
「ナ二ナ二クリスマス」/ウルフルズ
「クリスマス組曲」/光GENJI
「メリー・クリスマス・フォー・ユー」/河合その子/国生さゆり/城之内早苗/渡辺美奈代/渡辺満里奈