Vol.16 2005年クリスマスソング特集
季節は既に冬。街はすっかりクリスマスの彩りを見せています。今年も、大好きなあの人と、仲の良い仲間達と、大切な家族と過ごす時間に程よいエッセンスを加えるクリスマス・ソングをフジパシフィック音楽出版のカタログの中からピックアップして【邦楽編】【洋楽編】に分けてご紹介致します。
【2005年クリスマス・ソング特集Vol.1 ~邦楽篇~】
まずは今年(2005年)に生まれたクリスマス・ソングから。
1. 「ザ★クリスマス」/BENNIE K
収録アルバム:
「Japana-rhythm/BENNIE K」FLCF-4078 / 2005.11.9発売
コカコーラCMソング「Dreamland」、「Sky」の連続ヒットを放った今年のBENNIE K。11月リリースの4thアルバム『Japana-rhythm』はオリコン・チャート初登場1位を記録!同作収録の「ザ★クリスマス」は、彼女達が作詞・作曲を手掛けたhotなクリスマス・ソング。
ここからは定番クリスマス・ソングのご紹介。
2.「クリスマスキャロルの頃には」/稲垣潤一
収録アルバム:
「スローソングス/稲垣潤一」TECN-029945 / 2003.11.26発売
TVドラマ「ホームワーク」(出演:唐沢寿明・清水美砂・福山雅治・他)の主題歌として’92年に発売された稲垣潤一の代表曲。秋本康の描く、切ない男のクリスマスが胸を打つ、この時期の定番曲。
3. 「君にMerry Xmas」/小田和正
収録アルバム:
「Kiss ~ X’mas love story ~/Various」BVC3-037006 / 2004.11.24発売
様々な“愛の歌”を歌い続けているそのイメージとは裏腹に、小田和正自身の名義としては初となるクリスマス・ソング。’95年シングルとしてリリースされ、その後アルバム『伝えたいことがあるんだ』に収録。
4. 「クリスマス音頭」/大滝詠一
収録アルバム:
「NIAGARA CALENDER/大滝詠一」SRCL-003501 / 1996.3.21発売
一般的には最もクリスマスに合わないクリスマス・ソングかもしれないが、あえて音頭にしてしまった大滝氏のセンスに脱帽。氏得意の“音頭もの”シリーズの中でも一、二を争う傑作。’77年発表。
5. 「CHRISTMAS TIME IN BLUE~聖なる夜に口笛吹いて~」/佐野元春
収録アルバム:
ザ・レジェンド 佐野元春ジ・アーリーデイズ’80-89’ベスト」ESCL-002363
当初は12インチ・シングルのみでリリースされた名クリスマス・ソング。佐野の当時のブームであったレゲエをバックに、清らかに歌い上げる歌詞は、単に、華やいだクリスマスを描いている他のクリスマス・ソングとは一線を画している。
6. 「MERRY X’MAS IN SUMMER」/KUWATA BAND
収録アルバム:
「TOP OF THE POPS /桑田佳祐」VICL-61006~7 / 2002.11.27発売
サザンオールスターズ活動休止中の’86年、1年間限定で活動した桑田佳祐のソロ・プロジェクト『KUWATA BAND』の第3弾シングル。軽快なレゲエ・ビートに乗せて真夏のクリスマスを描くロマンティックな名曲。日本のクリスマス・ソングの大定番。
7. 「12月のエイプリル・フール」/EPO
収録アルバム:
「Snow Candle / Various」FLCF-003899 / 2001.11.21発売
「ダウンタウン」「う・ふ・ふ・ふ」「音楽のような風」他、多くのヒット曲を持つ女性シンガー・ソングライター:EPOの代表曲。タイトルからも想像出来る切ないクリスマスを描いた、“失恋系クリスマス・ソング”のスタンダード。
8. 「遠い街のどこかで・・・」/中山美穂
収録アルバム:
「Your Selection 1 / 中山美穂」KICS-00861 / 2001.3.7発売
先頃、結婚/出産を経て再び活動を始めた中山美穂の、’91年の自身の主演ドラマ『逢いたい時にあなたはいない』(共演:大鶴義丹)の主題歌。遠距離恋愛中の恋人達を描いた美しいバラード。
9. 「MERRY X’MAS」/THE YELLOW MONKEY
収録アルバム:
「JAGUAR HARD PAIN / THE YELLOW MONKEY」COCA-050368 / 2000.8.19発売
イエモンの初期の名曲。’94年発表のアルバム『JAGUAR HARD PAIN』に収録。
10. 「安奈」/甲斐バンド
収録アルバム:
「ALIVE -KAI 30th Anniversary BEST/甲斐バンド-甲斐よしひろ」TOCT-25499 / 2004.10.20発売
デビュー30年超、ますます精力的な活動を続ける甲斐よしひろの、甲斐バンド時代の屈指のヒット曲であり、ロック・バラードの名曲。クリスマスの夜に目の前にいない恋人の事を想う切ないクリスマス・ソング。
11. 「Made in X’mas」/来生たかお
収録アルバム:
「With Time/来生たかお」KTCR-001569 / 1995.7.21発売
「セカンド・ラヴ/中森明菜」や「セーラー服と機関銃/薬師丸ひろ子」の作曲家としてだけでなく、自身もシンガー・ソングライターとして活躍中の来生たかお、’91年発表のクリスマス・ソング。恋の予感を感じるウキウキしたクリスマスを描いた、明るい歌詞が○。フィル・スペクター風アレンジの躍動感も聴き所。
12. 「シャ・ラ・ラ」/サザンオールスターズ
名作ドラマ『ふぞろいの林檎たち』でも頻繁に使用されていた、’80年リリースのサザンオールスターズ第11弾シングル。クリスマス・ソングだとは普段あまり意識されない、サザン初期の名曲の一つ。最近、つじあやのが奥田民生とのデュエットでカバーした。
収録アルバム:「バラッド’77~’82」(VICL-060223~4)
13. 「オレンジ」/BONNIE PINK
今年の9月でデビュー10年目に突入したBONNIE PINKのデビュー・シングル。暖かい火を“オレンジ”という言葉で歌うミディアム・テンポの名曲。
収録アルバム:「Bonnie’s Kitchen #1」(PCCA-001402)
14. 「Yes」/SnoW
DDCZ-1093 / 2004.11.25発売
切なく胸に刺さる声に、ピュアで一途な思いを乗せた新世代のフォーキー・ポップ・シンガー、SnoWのインディーズ・リリース第1弾シングル。あるクリスマスの日のストリートを舞台にした「いちばん視点の低い」クリスマス・ソング。
15.「チキンライス」/浜田雅功と槇原敬之
YRCN-10071 / 2004.11.17発売
松本人志(ダウンタウン)の詞に、あの槇原敬之が曲を付け、浜田雅功(ダウンタウン)と槇原が歌った - フジテレビ系『HEY ! HEY! HEY! MUSIC CHAMP』から生まれた、今年最高のクリスマス・ソングがリリース。自身の子供の頃の思い出を元に書き上げた、松本人志の歌詞が絶品。
その他クリスマス・ソングもご紹介。
16. 「メリ-クリスマスが言えない」/稲垣潤一
17. 「CHRISTMAS DAY」/オフコース
18. 「Silent Bells」/遊佐未森+古賀森男
19.「CHRISTMAS CALENDAR」/杏里
20. 「ファーストクリスマスイヴ」/平松愛理
21. 「Winter Cheers !」/ゴスペラーズ
22. 「かりそめのスウィング」/甲斐バンド
23. 「CHRISTMAS NIGHT」/斉藤由貴
24. 「ナ二ナ二クリスマス」/ウルフルズ
25. 「クリスマス組曲」/光GENJI
26. 「メリー・クリスマス・フォー・ユー」/河合その子/国生さゆり/城之内早苗/渡辺美奈代/渡辺満里奈
【2005年クリスマス・ソング特集Vol.2 ~洋楽篇~】
1. 「THE DAY THAT LOVE BEGAN (ザ・デイ・ザット・ラヴ・ビギャン)」 / FAITH EVANS, STEVIE WONDER
フェイス・エヴァンス版収録アルバム:
「フェイスフル・クリスマス/フェイス・エヴァンス」TOCP-066488
元々はスティーヴィー・ワンダーの’67年リリースのクリスマス・アルバム『Someday At Christmas』に収録されていた楽曲。一般的な知名度はアルバム・タイトル曲の方が上だが、あえてこちらを選んでカバーしたのは、今年リリースされた移籍第一弾アルバム『The First Lady』がビルボード初登場2位を記録したR&Bシンガー:フェイス・エヴァンス。
2. 「SLEIGH RIDE (楽しいそりすべり) 」/ ANDY WILLIAMS, SPICE GIRLS, CARPENTERS, THE RONETTES, TLC
スパイス・ガールズ版収録アルバム:
「ハッピークリスマス」TOCP-067072
‘50年代にポップス・コンサート・オーケストラを率いて「ブルー・タンゴ」他、多くのヒットを放ったリロイ・アンダーソンが、ミッシェル・パリスと共作したナンバー。自らアレンジにも参加した、’49年のアーサー・フィドラー指揮のボストン・ポップス・オーケストラ盤が人気を博した。この作品には個性的なヴァージョンや、ユニークな編曲の演奏ものが多いのが特徴。古くはロネッツ、最近では、スパイス・ガールズやヴォンダ・シェパードもカバーしている。
3. 「I SAW MOMMY KISSING SANTA CLAUS (ママがサンタにキスをした)」 / JACKSON 5, THE RONETTES, PAUL ANKA, JIMMY BOYD, SPIKE JONES
ジャクソン5版収録アルバム:
「クリスマス・ベスト」UICY-001559
アメリカ人的なユーモアのセンスと、庶民感覚、アット・ホームなムードの全ての要素が一つの作品に詰め込まれたナンバーがこの曲。サンタ・クロースを信じる子供の目から見た光景、夢のある古き良き時代のどの家庭にもあてはまった風景が、トミー・コナーによってそのまま素直に綴られた名曲である。ジミ-・ボイド、スパイク・ジョーンズ、モリ-・ビーのヴァージョンが’52年に揃ってヒットした。日本でも有名なジャクソン5のヴァージョンは、’70年にリリース。この時のマイケルは12歳!恐るべき才能を発揮した素晴らしいテイクに仕上がっている。
4. 「GIVE LOVE ON CHRISTMAS DAY (ギヴ・ラヴ・オン・クリスマス・デイ)」 / THE TEMPTATIONS, NEW EDITION, JACKSON 5, JOHNNY GILL, SWV
テンプテーションズ版収録アルバム:
「クリスマス・ベスト」UICY-001561
テンプテーションズのクリスマス・アルバムにも収録されているモータウン系クリスマス・ソングの定番。元々はジャクソン5のクリスマス・アルバム用に、モータウン創始者のべリー・ゴーディ他4人のお抱え作家が書き下ろした楽曲。テンプスのコーラス・ワークが聞き物。
5. 「SOMEDAY AT CHRISTMAS (想い出のクリスマス)」 / STEVIE WONDER, MARY J. BRIDGE, THE TEMPTATIONS, DIANA ROSS, JACKSON 5
スティービー・ワンダー版収録アルバム:
「モータウン・クリスマス・ベスト」UICY-001565
ブラック系アーティストが頻繁に取り上げるモータウン発のクリスマス・ソング。スティービー・ワンダーの「太陽のあたる場所」や「イエスター・ミー」などのヒット曲を手掛けたロン・ミラーとブライアン・ウェルズが、スティービー初のクリスマス・アルバム用に書き下ろした名曲。
6. 「NO MORE BLUE CHRISTMAS (ノー・モア・ブルー・クリスマス)」 / NATALIE COLE
収録アルバム:
「ノー・モア・ブルー・クリスマス/ナタリー・コール」WPCR-000446
亡き父ナット・キング・コールとの疑似デュエット・アルバム『アンフォーゲッタブル』でグラミーも受賞したナタリー・コールのオリジナル・クリスマス・ソング。ホイットニー・ヒューストンやダイアナ・ロス等に数々のヒット曲を提供しているマイケル・マッサーと、かつてキャロル・キングとのコンビでアメリカの音楽史に輝かしい功績を残したジェリー・ゴフィンの作による名バラード。
7. 「MY GIFT TO YOU (マイ・ギフト・トゥ・ユー)」 / ALEXANDER O’NEAL, 山下達郎
アレクサンダー・オニール版収録アルバム:
「マイ・ギフト・トゥ・ユー/アレクサンダー・オニール」POCT-001584
‘90年代初頭に一世を風靡したいわゆるブラコン・シンガー、アレクサンダー・オニール’92年のヒット曲。同名のクリスマス・アルバムのタイトル・ソングとして発表された。ジャネット・ジャクソンなどのプロデュースで有名なジャム&ルイス作。山下達郎氏のクリスマス向けアルバム『シーズンズ・グリーティングス』(’93年)でカバーされたのも話題になった。
8. 「ENDLESS CHRISTMAS (エンドレス・クリスマス)」 / 3T
収録アルバム:
「スーパースター・クリスマス」MHCP-000117
9. 「HAPPY XMAS ~WAR IS OVER (ハッピー・クリスマス~戦争は終わった)」 / JOHN LENNON & YOKO ONO, CELINE DION, ANDY WILLIAMS, NEIL DIAMOND, CARLY SIMON
ジョン・レノン&オノ・ヨーコ版収録アルバム:「ハッピークリスマス」TOCP-067072
ジョンとヨーコが初めて共作した、世界中で愛されている永遠不滅の名曲。ビートルズ解散が正式に決まった’71年に書かれ、イギリスでは翌’72年にシングルとしてリリースされた。アルバムには、’75年のジョン初のベスト・アルバム『ジョン・レノンの軌跡(シェイヴド・フィッシュ)に初収録。ジョンとヨーコがヴォーカルを分け合い、鈴の音や子供達のコーラスが盛り立てる、ドリーミーなサウンドとメッセージ性が見事に融合した傑作である。
10. 「WONDERFUL CHRISTMAS TIME (ワンダフル・クリスマス・タイム)」 / PAUL McCARTNEY
収録アルバム:
「ハッピークリスマス」TOCP-067072
ポール初のクリスマス・オリジナル・ソングは、’79年に「赤鼻のトナカイ(レゲエ・ヴァージョン)」をカップリングにリリースされた。最近まで自身のアルバムには未収録で(現在はボーナス・トラックとして収録済)、クリスマス・ソングのコンピレーションでしか聞く事の出来なかったレアなトラックだが、発表後25年を経ても色褪せないXMASソングの大定番でもある。全ての楽器をポール一人で演奏している。
11. 「THANK GOD IT’S CHRISTMAS (サンク・ゴッド・イッツ・クリスマス)」 / QUEEN
収録アルバム:
「ハッピークリスマス」TOCP-067072
今年ポール・ロジャースをヴォーカルに迎え久々の来日を果たしたクイーン唯一のオリジナル・クリスマス・ソング。意外にもブライアン・メイとロジャー・テイラーの作。’84年にシングルのみでリリースされ、以降彼等のアルバムには未収録の、クリスマス・コンピレーションでしか聞くことの出来ない貴重な作品。クイーンらしく、ポップなバラードでありながら華々しくドラマティックに色付けされた名曲。
12. 「CHRISTMAS~BABY PLEASE COME HOME (クリスマス~ベイビー・プリーズ・カム・ホーム)」 / MARIAH CAREY, DARLEN LOVE, HANSON
マライア・キャリー版収録アルバム;
「メリー・クリスマス/マライア・キャリー」SICP-008079
13. 「PLEASE COME HOME FOR CHRISTMAS (ふたりだけのクリスマス)」 / THE EAGLES, JAMES BROWN, AARON NEVILE, PAT BENETAR, B.B.KING, HOLLY COLE
イーグルス版収録アルバム:
「ベスト・セレクション/イーグルス」WPCR-11710/1
オリジナルはテキサス出身の黒人男性歌手チャールズ・ブラウン。自作のこの曲を自身の歌で’61年にマイナー・ヒットさせている。だがこの曲を有名にしたのは、最近もワールド・ツアーを続行中のイーグルス。『ホテル・カリフォルニア』の大ヒット後、楽曲作りに煮詰まっていた彼等が、レコード会社の要請もあり急遽シングルとしてリリース。ドン・ヘンリーのハスキー・ヴォイスにマッチした、絶妙なカバーになった。その後は多くのアーティストにより取り上げらている。
14. 「SANTA BABY (サンタ・ベイビー)」 / MADONNA, EARTHA KITT, CALISTA FLOCKHART, KYLIE MINOGUE HOLLY COLE, B2K
マドンナ版収録アルバム:
「クリスマス・エイド」POCM-001501
オリジナルはアーサ・キットのヴァージョンだが、日本の洋楽ファンにはやはり’87年リリースの『クリスマス・エイド』収録のマドンナのヴァージョンでお馴染みだろう。マリリン・モンローを意識したキュートでキッチュなヴォーカルは絶品。カイリー・ミノーグや、ホーリー・コールの他、海外ドラマ『アリーmy love』で主演のキャリスタ・フロックハートが劇中で披露している。
15. 2000 MILES (2000マイルズ) / THE PETENDERS, HOLLY COLE
プリテンダーズ版収録アルバム:
「グレイテスト・ヒッツ/プリテンダーズ」WPCR-010814
代表曲「DON’T GET ME WRONG」が現在フジテレビ系「とくダネ!」のオープニング・テーマとして絶賛オンエア中の、クリッシ-・ハインド率いるプリテンダーズ’83年のシングル。タイトルにもあるように、2000マイルの彼方へと離れた恋人への想いを歌っている。実生活では、クリッシ-が、ジム・カー(シンプル・マインズ)と恋愛関係にあった時期のヒット曲。
16. 8 DAYS OF CHRISTMAS (8デイズ・オブ・クリスマス) / DESTINY’S CHILD
収録アルバム:
「8デイズ・オブ・クリスマス/デスティニーズ・チャイルド」SICP-25
先頃惜しまれながら解散してしまったデスティニーズ・チャイルド。’01年発表のクリスマス・アルバムのタイトル曲は、ビヨンセが手掛けたオリジナル・クリスマス・ソング。
17. EVERY YEAR, EVERY CHRISTMAS (エヴリ・イヤー、エヴリ・クリスマス)/ LUTHER VANDROSS
収録アルバム:
「プレミアム・クリスマス」MHCP-000156
今年7月1日に惜しくも帰らぬ人となった “R&B界の帝王”ルーサーの’95年のクリスマス・アルバムからのナンバーで、グラミー受賞曲「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」同様、リチャード・マークスとの共作。
18. SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN (サンタが街にやってくる) / JACKSON 5, HARRY CONNICK, JR., CARPENTERS, POINTER SISTRES, FRANK SINATRA & CINDY LAUPER, FOUR SEASONS
フランク・シナトラ&シンディ・ローパー版収録アルバム:
「クリスマス・エイド2」POCM-001003
へヴン・ギレスピーとフレッド・クーツが’34年に書き、同年ジョージ・ホールのヴァージョンでヒットを記録した、誰もが知っているクリスマスの定番曲。’62年にはフォー・シーズンズ・ヴァージョンがリバイバル・ヒット。数多くのアーティストの取り上げるスタンダードになっている。(故)フランク・シナトラとシンディ・ローパーの豪華なデュエット・ヴァージョンは’92年リリースの『クリスマス・エイド2』に収録されている。
19. HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS (メリー・リトル・クリスマス) / CARPENTERS, OLIVIA NEWTON-JOHN, BABY FACE, WHITNEY HOUSTON, JUDY GARLAND, LUTHER VANDROSS, JACKSON 5, CARLY SIMON, JAMES TAYLOR
カーペンターズ版収録アルバム:
「カーペンターズ・ゴールド」UICY-7230
‘44年公開の映画『若草の頃』(原題:MEET ME IN ST.LOUIS)の為にヒュ-・マーティンとラルフ・ブレインが書き下ろした楽曲。劇中では出演者でもあるジュディ・ガーランドとマーガレット・オブライエンが歌っていた。ヒットしたわけではないのだが、主題歌の「セントルイスで会いましょう」と同じぐらいの人気を獲得し、以後数多くのアーティストにカバーされるクリスマス・スタンダードとなった。
20. BABY, IT’S COLD OUTSIDE (外は寒いよ) / VANESSA WILLIAMS, BOBY CALDWELL, LOUIS ARMSTRONG, TOM JONES, BARRY MANILOW, RAY CHARLES, ROBERT PALMER
ヴァネッサ・ウィリアムス版収録アルバム:
「クリスマス・ベスト」UICY-001563
21. THE LITTLE DRUMMER BOY (リトル・ドラマー・ボーイ) / LOU RAWLS, WHITNEY HOUSTON, RINGO STARR, THE SUPREMES, THE TEMPTATIONS, DESTINY’S CHILD, JOHNNY CASH, BEN E.KING
リンゴ・スター版収録アルバム:
「クリスマス・コレクション/リンゴ・スター」UICY-001564
名曲「ホワイト・クリスマス」以来、’50年代最大の人気を誇ったクリスマス・ソング。作者の一人、ハリー・サイムワン率いる合唱団のヴァージョンが’58年に全米13位まで上昇、それから5年連続でヒット・チャートを賑わせた。賛美歌とマーチを組み合わせたようなクラシカルなムードの演奏と、コーラスが印象的な落ち着いた作品。
22. RUDOLPH THE RED-NOSED REINDEER (赤鼻のトナカイ) / RINGO SATARR, THE SUPREMES, THE TEMPTATIONS, DEAN MARTIN, COREY HART, BING CROSBY, CHIPMANKS, SPIKE JONES & CITY SLIKERS, PAUL McCARTNEY
ビング・クロスビー版収録アルバム:
「メリー・クリスマスWITHパット・ブーン、ブレンダ・リー&ビング・クロスビー」UICY-003064
生前に900曲以上の作品を残し、’85年に他界したソングライター、ジョニ-・マークスの代表作。
‘48年に書かれたこの曲は、翌年、男性カントリー・シンガーのジーン・オートリーのヴァージョンでベストセラーを記録、以来ビング・クロスビー(’50年)、チップマンクス(’60,’61,’62年)等のヴァージョンでもリバイバル・ヒットした。
23. CHRISTMAS TIME IS HERE AGAIN (クリスマス・タイム・イズ・ヒア・アゲイン) / THE BEATLES, RINGO STARR
ビートルズ版収録アルバム:「フリー・アズ・ア・バード/ビートルズ」TOCP-008715
24. HEY SANTA ! (ヘイ・サンタ!) / CARNY & WENDY WILSON
収録アルバム:「ハッピークリスマス」TOCP-067072
デビュー曲がいきなり全米1位を記録した女性3人組ウィルソン・フィリップスのカーニーとウェンディ姉妹が、’93年にリリースしたクリスマス・アルバムのタイトル・ソング。実父ブライアン・ウィルソン(元ビーチ・ボーイズ)譲りの美しいハーモニーが爽快なクリスマス・ソングで、バック・コーラスには伯父の故カール・ウィルソンが参加している。姉妹とジャック・クーゲルのオリジナル作。
25. DECEMBER WILL BE MAGIC AGAIN (12月は魔法の季節) / KATE BUSH
収録アルバム:
「NOW Christmas 2」TOCP-050372
26. THESE ARE THE SPECIAL TIMES (ディーズ・アー・ザ・スペシャル・タイムス) / CELINE DION, CHRISTINA AGUILERA
収録アルバム:
「スペシャル・タイムス」ESCA-007390
27. ROCKIN’ AROUND THE CHRISTMAS TREE (ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー) / BRENDA LEE, CINDY LAUPER, JESSICA SIMPSON&ROSIE O’DONNELL, AMY GRANT, HANSON
ブレンダ・リー版収録アルバム:「ホワイト・クリスマス・アルバム」MVCM-000625
「赤鼻のトナカイ」でも有名なジョニ-・マークスの作によるミディアム・テンポのポップなバラード。ブレンダ・リーが’58年にデッカで録音し、2年後の’60年、続く’61、’62年とヒットを記録した。カントリーやポップスのジャンルの白人アーティストによるカバーが多い。
28. THIS ONE’S FOR THE CHILDREN (ディス・ワンズ・フォー・チルドレン) / NEW KIDS ON THE BLOCK
ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック版収録アルバム:
「プレミアム・クリスマス」MHCP-000109
‘80年代後半にデビューして大ブレイクを果たしたボーイズ・グループの黄金期’89年にリリースされたクリスマス・アルバムからのファースト・シングル。
29. IT MUST HAVE BEEN LOVE (涙のクリスマス) / ROXETTE
収録アルバム:
「ザ・バラード・ヒッツ/ロクセット」TOCP-06612
「愛のぬくもり」という別の邦題もある、スウェーデン出身の男女デュオのオリジナル・クリスマス・ソング。一般的にはクリスマス・ソングというよりも、日本でも大ヒットした映画『プリティ・ウーマン』(’90年)の挿入歌として知られている。映画同様全米NO.1の大ヒットになり、ミリオン・セラーを記録した。