Vol.35 フランク・シナトラが主題歌！映画「ハッピーフライト」11/15公開！

フランク・シナトラ「シナトラ、ザ・ベスト! ハッピーフライト・エディション」（WPCR-13217)（発売中）

「ウォーター・ボーイズ」「スウィング・ガールズ」の矢口史靖監督による映画「ハッピーフライト」の舞台は巨大な空港と飛行機。ある日のホノルル行き1980便にかかわる人々によって展開される楽しいコメディー作品です。「ウォーター～」「スウィング～」両作でも音楽を非常に効果的に使って作品を盛り上げた矢口監督が、本作の主題歌に選んだ曲は、なんと”世紀のエンターテイナー”フランク・シナトラの「カム・フライ・ウィズ・ミー」（'65年録音盤）
この曲はシナトラがキャピトルと契約していた’57年、同名アルバム表題曲として初めてレコーディングされ、翌'58年2月にリリース、全米のポップ・アルバム・チャートで１位に輝いています。
アルバムの内容は「ニューヨークの秋」「パリの4月」「ブラジル」「カプリ島」・・といった曲で世界を旅すると言った定番もので、気取らない、楽しい、シナトラの代表作のひとつです。
作曲したジミー・ヴァン・ヒューゼンと作詞のサミー・カーンは共に1913年ニューヨーク生まれ、'50年代後半にコンビを結成し、多くのシナトラ作品を書き「オール・ザ・ウェイ」（抱擁='57年）、「ハイ・ホープス」（波も涙も暖かい='59年）、「コール・ミー・インポッシブル」（パパは王様='63年）ではアカデミー歌曲賞を受賞しています。

もうひとつ、シナトラの作品を語るときに欠かせないのがアレンジャーです。
「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」でのクインシー・ジョーンズ、「今宵の君は」でのネルソン・リドルと同様、この曲でのビリー・メイのアレンジは見事にシナトラの歌声を引き立てています。
”シナトラの持ち歌”の為、カヴァーはあまりありませんが、マイケル・ブーブレ、ホリー・コール、シャーリー・ホーン、カメオ等がレコーディングをしています。また”一緒にフライしましょう”と言う歌詞に別の意味を含んでいると言われていますがここでは敢えて触れません。 

「何故かこの秋はシナトラ・ブーム？」
没後10年を迎えた2008年、シナトラ関連アイテムやカヴァー・アイテムが続々リリース！

”ミスター・スタンダード”スティーヴ・タイレルのファン待望のアルバム「ソングス・オブ・シナトラ」(AVCW-13098)、そして、いよいよ間近に迫ったクリスマス・シーズンにうってつけの「フランク・シナトラ　クリスマス・コレクション」(WPCR-13210)などがリリース！
併せてお楽しみください。